王と私@20話までのまとめ感想 というか、時代劇の見方ながなが
前にも書いた韓国の時代劇ドラマ「王と私」です。
途中漢字表記や階級もろもろに間違いがありましたらご容赦ください。みつけしだい直します
NHK⇒ケーブルと何度となく繰り返しみた「チャングムの誓い」以来、韓国ドラマの中で現代劇よりもどちらかというと「時代劇」にはまってます。といっても、「朱蒙」とか「ホジュン」や「大王四神記」は見てませんが。
現代ドラマでも「魔王」とか「宮」や「復活」「天国の階段」とか好きなものはあります。
なぜ時代劇にひかれたのかというと、とっかかりは「宮廷女官チャングムの誓い(原題・大長今テジャングム)」なんですね。
韓国の時代劇で、しかも王朝物というものへの関心がこのドラマを通じて一気に加速しました。チマチョゴリの美しさや、王室の女性の髪形・髪飾りなどへの関心、役職や身分への呼称、そしてお料理への気遣いやそれらにともなうセリフなどなど。既婚女性の髪形を見たのも初めてで、おもしろいなぁと。
現在の韓国の文化についてもあまり詳しくはないのですが、ドラマを通じて感じたのは、長上の方々や身分の上下の厳しさ。時代劇だからなおさらなのでしょう。上の者から口上の機会を与えられない限り言い訳を言うことさえできないというのがすごく不思議で。日本のドラマなら、言いがかりをつけられたら、たとえ相手がどんな立場でも即座に「それは間違いです。私はそんなことを言ってません。やっていません」と反論しますよね。でも韓国のドラマって、それは時代劇に限らず、たとえ冤罪でもけして言い訳というか口答えして「私ではありません」とは言わない。上の立場の人が「なにか深いわけがあったのであろう? 話してみよ」とか言われたら、ようやく「自分はやっておりません。」とか、言うのよね。見ていてすごく歯痒いのだけれども(^^;) なんで言わないの~と(^^;))
儒教の国ならではなのでしょうか、というのも安直な考えかもしれませんが。
そういったちょっとしたことから関心が向いて、時代劇でももっぱら王朝物に食指が向いてます(^^) さがすとけっこうありますね~ しかもどれも話数が多いったら(苦笑) チャングムも50話を越えてましたけど、あれ以上のがまぁあるわあるわ。
「ファン・ジニ」も一応衛星放送では見ましたが、地上派まで追いかける気にはなりませんでした。吹き替えではなく字幕でしたらばまた感想が変わったかもしれません。
さて「王と私」ですが、いつの時代かといいますと、1400年代。ちょうど「チャングム」冒頭1話で、前のお妃が毒を賜るシーンがあったかと思いますが、このお妃がまだ10代前半の頃から始まります。彼女が添った王に出会い、あれこれあって王妃から廃位され、最終的には死を賜る(「賜薬」といって、王族に直接手をかけることはできないから、死刑命令でも「毒」を送り、刑の執行役でもある役人や大臣クラスの人間が見守る中、本人が飲まねばならないのですよね。(>_<)) ←このあたり、前に読んだ「天上の虹」(里中まちこ作)でもある古代日本の刑にも似てるなぁと。
なぜ王妃までのぼりつめた女性が、愛した王から死を宣告されねばならなかったのか、そういったことを本筋に、そして当時の宮殿を支える内侍(ねし=宦官=内官)のあり方やら政治への思惑などなどを盛り込んだ物語です。
基本的に、この王妃(日本的には王妃と呼んだ方が分かりやすいかと思いますが、本来は中殿(チュンジョン)と呼ばれ中宮・皇后のことで、正室妃です。時代劇の字幕では、王妃・中宮・后、と出ることがありますが、吹き替えでなく字幕版だと「チュンジョン」と呼ばれているので、わかりやすい)。
彼女は韓国の歴史でも有名な、廃妃(ペビ)尹氏(苗字がユン、なので)。そう、ドラマ自体は脚色されている部分が多々あるかとは思いますが、基本的に実在した方々の物語です。王妃の位にあった人が、廃位されると、ペビと呼ばれ、格下の側室になるというわけではなく庶民になるそうです。何人かそういう「廃妃」がいたそうです。いまBS朝日で毎日放送している「張嬉嬪(ちゃん・ひびん)」にもそういう廃妃の一人が登場します。←ちなみにこの張嬉嬪、韓国の3大妖婦のひとりといわれるほどのものすごい、女性です(苦笑)ドラマだからなおのことパワーアップされすぎている部分もあるかとは思いますが。
張嬉嬪は、苗字が張で嬉嬪とは側室としての位階・階級です。正1品で、王妃に次ぐ地位だったとか。ただし王妃は正室で別格ですので、次ぐといっても側室は側室。韓国の時代劇を見ていて面白いなぁと思うのは、側室の中にも上下関係があって、一番上が嬪であるところの正1品ですが、生家や王の子を生んだかどうかでも位階が異なったりその敬意により位階が上がったりするようです。チャングムで登場した女官仲間ヨンセンは、身ごもった時点で淑ごんと呼ばれる後宮入りを果たしましたが、彼女は女官時代に王に寵愛されたため、(俗に言う「お手つき」ですな(^^;))階級は従4位?の、側室内でも一番下?クラスの「王族」です。一番下クラスとはいえ、女官や尚官よりも上ですが。
そう。本来は側室とはいえ、選考を経て入宮(入内)し、王の「奥様」になるようです。正室である中宮も、両家の子女に禁婚礼が出され、自他共に?推薦状(出身・親の身分・職)を提出し、そのなかから数十人なりにしぼられたものを今度は王ならびに先代后(大妃=デビ=皇太后のこと、大王大妃=テワンデビ=太皇太后)や王妃などが審査し、選定。皇太子妃=世子妃=嬪宮=ビングン⇒未来の中宮様、となるわけです。中宮は、源氏物語でもよく登場する呼称として、国母、として尊ばれます。そして、夫である王や先代后らは別として、世の中の皆の母として、側室たちの管理もします。仮に中宮に世継ぎの王子が恵まれなく、側室の母を持つ王子が世継ぎとなった場合でも、生母は生母ですが、王妃を「母」と公式に呼びます。また王妃も自分の「息子」「嫁」として皇太子夫妻を見守り育成するのですねぇ~ いやぁ、面白いなぁ。
なにより、側室の間に、早く王様に寵愛されたから、とかだけではなくて、ちゃんと上下関係を位階で与えてあるということに驚きました。なので、下のランクの側室は自分より上のランクの側室に敬語ですし、ましてや国母である王妃には、自分の親に対するくらい最敬礼の姿勢で望んでいます。それをないがしろにしたのが、先ほどの張嬉嬪なのですね~ たとえ腹の中では煮えくり返っていたり「自分が王の子を!」と思っていても、表に出しません。これは中宮様たちも同様で、嫉妬は、悪、という考えからのようです。
時代劇の女性の髪形、特に王室関係は華やかで、かんざしや枕みたいのやら?を頭につけてますが、これにもとっても興味がわいて、あれこれ調べたりドラマのなかで話されているのを見聞きしてると、それぞれの立場で飾りの種類も違うんですね(^^)
王室だけでも、例えば、正室だけがすることができるかんざしや飾り、衣装の柄もあります。同じ時代劇で時代も近い「チャングム」の時代とは大きく異なる王室女性の髪形、女官・尚宮もしかり。ぜんぜん違うのですよねぇ、たかだか30年?位の間に。
そういえば、時代考証的に見過ごされたのかどうか分かりませんが、「チャングム」を見ていて知った、正式なお辞儀の作法(ごあいさつ、と訳されています)。女性と男性で違うのですね。この女性が、自分よりも身分の上の方や親に対してする、お辞儀で、両手を額の前に上げてやりますけれども、「チャングム」の中で教育尚宮の言葉によれば「右手を左手の上に乗せて」と何度も指導しています。な~の~に~!、どの時代劇とは言いませんが、手が逆の場合があるんですよね。けっこう見てます。あれは、あいさつをうける相手によって代わることもあるということでしょうか? それともあいさつをしているけれども実はその相手を心の中では馬鹿にしているとか(^^;) そんなに複雑に考えなくてもたんなる作法の確認をする方が見落としたままオンエアされちゃったのかもしれませんが(^^;) 「王と私」でも途中まで逆のメインキャストがいて(苦笑)、話数が進んだ時点で本来の?ものになってましたので、見ていてちょっと安心しました。こういう見方もできるのが時代劇の面白さですね(^^)
あんまり長いので、2回に分けます。
引き続き興味のある方は、お読みくださまし。
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