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韓国時代劇感想というか長い紹介 その2

え~先ほどの続きです(^^;)

かいつまんだあらすじというかドラマの流れのご紹介に話を戻すと、ユン氏が幼い頃に、当時城下に住んでいた王子(のちのソンジョン王)や祈祷師の息子チョンドン(のちのキム・チョソン、王の一番の内侍である宦官となる)と出会い、身分を越えた友情や恋心を胸に成長していく物語です。ソンジョン王は、当時の王の長男(皇太子)の次男ですが、父王子が若くして夭折したため、母妃(未来の中宮候補)や兄王子とともに宮殿を去ります。このあたり厳しいよね。まぁ後を継ごうにも兄王子も幼児だから。そして空いた王座には、父王子の弟が登玉するのですが、この方も「ゆえあって」短命。あとにはやはり幼い王子がおりましたが、この方に継がせるわけにはいかないので、先代の王子の息子に白羽の矢が。病弱な長男ではなく、次男を王世子(ワンセジャ=皇太子)とし、直ぐに、王座につかせることになります。そのあたりの政治のやりとりもなかなかすごいのですが、幼い彼らには関係のないことで(この当時まだ13,4歳?)王子は初恋のユン氏に「いつか私は正室として、あなたを宮中に迎えます」と約束するんですね。一応、彼女は両班(ヤンバン=貴族階級)であるから正室候補としては問題ないのですよ。それにまだ彼が王に選定される前に「奥様」にと両家で縁談が進んでいたのです。ただヤンバンとはいっても、家計は傾いているようですのでなにかと苦労は絶えないようですが。でも純粋な恋心からお互い思い思われて、宮中と城下で、年月を重ねていくのです。それをそっと見守るチョンドン。彼もユン氏に憧れを抱いていますが、なにしろそうとうな身分違いなので告ることもできない(笑)彼のそんな思いも知らない王子は、「自分の代わりに彼女を守ってくれ」と身分を越えた熱い友情を彼に対してお願いするあたり、やはり育ちが良すぎて他人の気持ちが分からないのかなぁと(^^;)) まぁあわかっても「そんなばかな」の世界なのでしょう。 そして王子がすぐさま即位するのですが、なにぶんにも幼すぎるため、垂簾政治(すいれんせいじ)と呼ばれる、先代の后(彼の祖母にあたる)が政治の場では摂政のような立場になります。これは彼が成人するまで行われ、朝廷の議事の場では必ず玉座の背後に、糸がたくさんたれた御簾が下りており、その背後に大王大妃が鎮座し、政治のあれこれを全て聞いており、王に代わり発言し、命令を下しています。
このドラマに限らず、王室の一番の権力者は「デビ」と呼ばれる先代王妃なのですよね。王がいてもいわゆる「王命だ!」のような権力の振り回しのような立場ではないようですねまぁそれを重ねたが上に、王であることを歴史上、認めてもらえなかった王様が二人?いるようですが。。(「王の男」で有名な暴君、ヨンサン君、とか⇒彼はこのソンジョン王&ソファの息子なのですよはい。)何か王室内で話し合いをする場合も、必ずまずデビが口を開き自分の意見を述べ「王はどう思いますか? チュンジョンはどうですか?」と聞いてます。長上の方を敬う韓国の方で、特に王室ともなるとさらにその意向は強いのでしょうね。
王位についたものの政治の執り方等に、朝廷が我慢できないくらいの問題があった王様はクーデターを起こされ、廃位され、歴史上も「君」という王子的意味合いで呼ばれて、王とは認めてもらってないそうです。ちなみに世継ぎの王子とか長男王子は「大君」(でぐん)と呼ばれてます。王室の王子には「君(ぐん)」という呼称がつきます。(いまいち濁音つきなのかどうなのか聞き取れなくて、テグンなのかデグンなのかが不確実で申し訳ないのですが。)なので、原語字幕で見た方がよりその違いがわかります。吹き替えだとたんなる「王子」ですから(^^;) 世継ぎの王子となると別格の呼称で「王世子」ワンセジャ・セジャ、と呼ばれるようになります。王子の呼称はほかに気づいた中では「ワンジャ」(これ気づいてみたら“王子”ですね)でしょうか。
そして、側室も含めて、王室の方々をそれぞれの呼称で呼ぶ時には、必ず「ママ(漢字が出てこない~)」という王室対象の敬称がつきます。大妃ママとかセジャママとかね。男性も女性も。それから側室にもです。淑儀(スギ=従2位の側室の呼称)ママ、とか、嬉嬪ママとか。
チャングムを見ていて疑問が一つあったのが、「王」に対する呼び方でした。
字幕だと「殿下」なのですよ。吹き替えでは苦肉の策なのでしょう、陛下でも殿下でもなく「王様」と呼ばれていましたね。大妃からも中宮からも臣下からも。日本の昔からの王室・皇室関係の呼称としては、やはり、王という立場の方には「陛下」であって「殿下」ではない。それと同じで、皇太后・皇后・東宮(皇太子)とした方が見ている側からしても馴染み深いからでしょうか。チャングムの冒頭で、まだチェ尚宮が女官時代に毒を盛ろうとしていた相手というのが「太皇太后様」と吹き替え版では言われていましたが、でもこれを例えば字幕版で見た時には、「インス大妃」とちゃんと発音されているのですよね。この方じつわ、先ほどのソンジョン王の母妃で、歴史上も苛烈な女性だったことで有名なお妃様なのですよ。「王と私」にも登場されますし、その波乱万丈な人生については、「王と妃」でも描かれています。←これも長くて200話近くあるの。そうやって見続けているあれこれの時代劇の時代や登場人物が重なるので、あのあたりの時代の王室関係の話は「ああ、いまこの人の話なのだな。そろそろ彼が登場するのか」なんて予想して楽しんだりして感心が深まります。チェ尚宮てばすごい人の暗殺を狙ってたんだ~!とか(笑)成功してたらどうなってたんだろう?とか。
で、なぜ殿下、なのか? 当時の朝鮮は中国の属国扱いとのことで、王位につくのも世継ぎや中宮の任命にも中国の許可がいったのだとか。そういやチャングムでも中国からの使者に大変気を遣うエピソードがありましたね。なので、王とはいえ、王のしるしである最高位の色彩「黄色の衣装」の許しが無く、赤色の衣装なのだそうです。そして「殿下」という呼ばれ方をするのですね。属国でも王は王、だと思うのですが。難しいわねぇ。そういえば王様を呼ぶ時には「チョーナー」と呼ばれていますが、唯一、母妃からは「チュサン」だったり「チュサンチョーナー」と呼ばれたりしていますね。文字で言うとチュサン=主上、おかみ、ということですね。

またまた話がそれました。「王と私」に戻ります。
ユン・ソファ(後の廃妃ね)は、さて王が結婚するとなったときに、その候補として宮殿に呼ばれます。彼女のほかに、当時の重臣の娘も中宮候補として呼ばれ、二人の大妃との直接面接を経て、二人ともが「どちらも未来の国母にふさわしい」と好印象を持たれるのですが、王室の高い信頼を得ている占い師の「片方は子に恵まれない」「世継ぎを二人持つが、朝廷と王室の混乱を招く星の下にいる」との予言に、二人の大妃は苦慮の末、王を朝廷内で支えてくれるであろう勢力のある「世継ぎには恵まれない」重臣の息女を中宮として迎えることに決定します。占いの結果はそれぞれの妃候補には知らされていません。でも自分の約束を結果として守れなかった王は、新婚の妃に八つ当たりをして、契りも結ばず心を開かず、結果、子に恵まれない数年を過ごすことになるのです。政略結婚であるのはお互い様ですのにね。(その心の乾きを女官らに求め、歴史上でも側室が多い王様になります。)そして、成人前になっても心がソファにある王の気持ちを知り、二人の大妃は、ソファを側室として入内させ従二位の「淑儀(スギ)」の位階を与えます。中宮がまたすごくできた人で、王の心がいつまでも自分に向かないのは自分が足りないせいだと、他人を責めず、前の妃候補になった際に顔馴染みであったソファにも「王の心を慰めてさしあげて」「世継ぎをもうけて」「この香を王はお好みだ」と、すんごく親身なのね。ソファももとから中宮への恨みはないので、姉妹のように心から敬っていい間柄の正室と側室なの。

王との最初の婚儀の予定が流れて、5年後に側室として入内するまでの間に、ソファは幼馴染でもあるチョンドンとつかず離れずの使用人以上親友未満、という関係で、チョンドンはあれこれソファを見守っていたのですが、ソファに王以外との縁談が持ち上がったのを、まだお互いの心にお互いの姿があることを知って、その縁談を破談にするんですね。本人たちには理由を知らせず。で、入内する準備ができたので晴れて宮殿に出向いたソファですが、大妃からしてみれば「破談になった女が息子の妻になった」ということでいい感情は無いわけですよ。母大妃はすごくソファに対して厳しい感情を抱くようになってます。出会ったころはとてもかわいがっていたのに(^^;) ソファもあまりに実直すぎる性格のため、よかれと思い発言したり行動したことを悪く受け取られていくのですね。あたりまえの貢物を受け取らなかったりとか(^^;))こうした糸の掛け違いが重なって、大妃はだんだんソファを疎ましく感じるようになっていくみたいです。
さて、主役は彼女でも王でもなく、チョンドン。はい。祈祷師の息子。実は彼は、王の護衛をつかさどるネグミの大将の息子(つまり上級クラスの家柄)なのですが、彼の父は当時の王に対してクーデターを起こし失敗、予定日間近の妻とともに逃亡するのですが逃げ切れず、妻だけ逃がし、自分は自害。妻は逃亡の末、息子を産み落としますが、追っ手から逃げ切れないと知り(実は追っ手ではなかったのだけど)、断崖から川に身を投げます。息子は山に隠して。その赤ちゃんのチョンドンを見つけて息子として育てたのが、ウォラという名の祈祷師。実子として育てますが、彼は三能三無の運命を持ち、未来には朝鮮一の内侍になるだろうという運命を持っています。でも彼の将来を考え、子孫を残せない内侍になどしたくないウォラは、せめて内侍の養成をする私塾にある「去勢所」()の助手をさせます。あれこれあって、そこで出会った内侍候補の少年らと友だちになったチョンドンや、宮中の内侍を統括する長である、内侍府長(ねしぶさ)のチギョム(彼はチョンドン実父の親友)に気に入られ養子(先のソファの破談は彼に相談して彼が行いました)となり、やがては宮中に入りソファや王と再会するのです。内侍を避けるために去勢所に行ったのに、自分の手で去勢をした(書くだけでも怖い(^^;))これすごいんですよこのシーン汗)チョンドン。運命には抗えないのですね。しかも彼は自分の本当の身分は知らないままでして、死んだはずの生母とも実は再会しているのですがお互い知らぬまま。
このドラマの根底には、この運命論や、ソファへのかなわぬ恋心、内侍の王室への忠誠心などが盛り込まれています。
このドラマを見るまでは、宦官というのは、なんだかおかまのような、なよなよとした中世的なイメージがあったのですが、ガラッと変わりました。王室の女性や女官らと間違いを犯さないために去勢してるのですよね。自分の体の一部を切ってまでもの忠誠心というか。なので、体はちょっと男性とは言われないですし、実際まわりの蔑みもすごいみたいですけれども、王の直属の部署=近衛みたいなもん、ですので、公私にわたり王や王室への忠誠心たるやすごいものがあります。また、身の回りの世話や伝達だけではなく、護衛内侍もおり、そのへんの腑抜け貴族よりもすばらしい腕前です。でも自分の血筋は残せないので、形だけでも妻を持ち、やがてはこれぞと見込んだ男子との養子縁組をして、家門を残すのですね。もちろん跡継ぎの男子も内侍になる運命ですが。
ちなみに内侍はお髭が生えません。韓国の時代劇ですと成人男性は、みなお髭をたくわえておりますので、見た目でも歴然となるわけです。
キム・チョソンについても、歴史上実在の内侍で、彼の最後は最期と書くとお分かりいただけるかと(^^;)) 

ソファが身ごもって今後、どうなる?てな展開に突入したこのドラマ。
三分の一が終わったところです。まだまだ先は長いです。チョソンの内侍仲間との確執や王室の今後など、波乱万丈な展開がまだまだ続きます。
歴史上の有名人物がごろごろ登場してきます。

話があれこれ飛んで読みづらくてごめんなさい。
ちなみに、張嬉嬪の時代は、このずっとあとの19代粛宗のこと。月~金曜の毎日正午からの1時間、BS朝日で放送してます。いやぁこちらも最期の佳境に入ってますのですんごい展開です。張嬉嬪のすごさがすさまじさとかが(^^;)))毎日録画してはらはらしつつ視聴してます。 粛宗役が、「王と私」のチギョムの役者さんなのですんごい重みがあります(^^)
韓国ドラマや歴史背景に詳しい方の感想ブログなどを拝見してると楽しいですね~(^^)

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