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ウィキッド@日本公演解禁 二日目 感想だったりながなが(^^)

まず最初にこれだけは。

多少後ろでもいいからなるべくセンターの席でご覧になることを強く推薦ちゅうか推奨します。



特に前四列左側寄りはまちがいなく舞台下手奥側がかなり見切れます。これは舞台両袖のセットがかなり前面にせり出している影響なのですが。

自分の席がまさにそのあたりだったので、劇場入ったときにまずそれが気になりましたら、案の定(苦)。それとそのあたりの席ですと音響のバランスが悪く、シーンによっては何を言っているのか聞き取れません。オズの大王の登場なんてわけがわかりませんでした(泣)それとあまり袖寄りですと、転換の時袖幕中や舞台さんが丸見えになりますので興ざめ(笑)
ただ下手前面でのメインキャストの芝居が多いのでそういう意味ではポイント高いです(笑)グリンダやフィエロを見上げてご覧いただけます(笑) 表情もばっちり!

物理的な問題点はこれくらいで。
物語の全体像として、「オズの魔法使い」の前日譚ということもありますが、とてもわかりやすいストーリーで、なんというかアトラクション的な展開。さらーと進むというか、深いようであまりこだわりなくさくさく進むというか(けなしてるのではないのですよ)。でもあとで考えるととても意味深だったり、どの世代にも受け入れやすいというのを実感。周囲に男性だけのグループや親子連れの方がいましたが、どちらも1幕を見終えたあと大興奮で、
とくに男性の方のほうが感動してらしたのも面白かったです。
 開幕前は、どちらかというとエルファバ(後に悪い魔女といわれる緑色の肌をもつ女性)の方がクローズアップされていたように感じたのですが、見終えた感想は、むしろグリンダ、でした。グリンダの存在感がどう出るかによって、エルファバの個性的な立場が明確になる気がしました。グリンダて難しい役ですね。
まさにこの芝居を生かすも殺すも、彼女しだい、という極めの存在。
エルファバも確かに音域も広いし、役どころとしては特異ですけれども。
グリンダの女の子としての駆け引きや、ありのままの生きかた、そういったものが嘘臭く感じた瞬間に芝居が壊れると思いました。あくまでも私の印象ですので、異なる感想をお持ちの方もいると思います。
こういう女の子いるよね、と。でも二人とも、素で過ごせる相手というのは、お互いでしかなかったのですね。
舞台を見るまでは、エルファバの選んだ道の方が生きるのが難しそうに思えたのですが、むしろグリンダのほうが生きるのが下手な気がしました。エルファバは自分の思ったことに邁進していけばよいのですものね。う~ん。観る前は、私はきっとエルファバに共感するんだろうな、と予想していたのですが、逆ですね(笑)
次に見たときはまた違う感想になるかな。 
さて、別の視点から。
全体的に、ヒロインは誰? エルファバ? グリンダ? と。
キャスト表を見ると、まずグリンダ役が最初にあります。これもプロモーション時にはエルファバが主役、と感じていたので、意外でした。でも前述の理由から、今は納得できます。
このヒロイン二人のバランスが絶妙。これは全キャスト的に言えるのだけど、あんまり軽々あれこれをやらかしてくれるので(笑)大変なことをしてるように見えない(笑)ことに加えて席が前述のような場所のため極めて客観的に見てました。引き込まれつつ戻りつつ褒めてんのよ。
それとフィエロ。なんというかとても存在感の非常に中途半端な役どころだという印象が強いのですが。演じる人がどうというよりもまずセオリー通りのヒーロー役で。ただラスト。まさか彼があれというか「彼」になるとは。オズ物語との関連性がなるほどと頷けますね。ほかにもドロシーの同行者たちの正体がまさかあれこれそれ、なんて、よくあんなことを考えたもんだわ。
そのあたりのストーリーテラーたる原作者の想像力創造力に脱帽です。
すじをおって感想を書くとネタバレになるのでさけつつ、まずは第一印象のみ(でも長いです)
開幕前の注意アナウンスにも注目というか傾聴してみてください。明戸さんによる「ま~ほう」(笑)
オズ大王の松下さんのなんでもないおっちゃんぶりとソロナンバー(特に二幕)がすんばらしい!さすがプロのテノール!

これが歌唱力というもんです♪ オズ大王にキャスティングされたときからとても楽しみだったのですが、こんなにソロナンバーがあるとは嬉しい驚きでした。 もうナンバー中手拍子をしちゃうくらい楽しい♪

やぎ先生の武見さんもダンディ。(お昼を半分こしましょ、のところはすごくツボに入るくらい好き)先日大門の駅でお見かけしたのですが何のお稽古帰りかなと思いつつ(笑)これでしたのね。
フィエロといえばあの登場があるから今回のキャスティングなん?そういやもうひと方もその役だったし(笑)
二幕最初のグリンダがエバだなとか、違うかもしれないけれど既存の作品へのパロディと受け取れる演出が随所にあって、そうなのかなと思いつつ見てました(笑)
ライオンの子をどうこうというシーンもシンバとナラ役さんたちですし(笑)
あ! 最初に音響のバランスがどうのと書きましたがオケのできは抜群でした。あくまでマイクを通して流れる音のことでして。
それよりも数回行ったプレビューは別として本公演はまだ二回目だというのに衣装(というのだろうかあれも)が裂けてて中の人が丸見えという困った三つ子の一番上手側!(^^;)出てきたときからすでに見えていたのでその直前にやったのかもしれませんが(苦) 早換わりとかで間に合わなかったのでしょうか。それともファスナーか何か留め金が取れたのでしょうか。ちょい残念。
間違い探しではないのですが、グリンダの衣装や立ち位置の演出がプロモーションで流れてたものと異なってましたね。
一幕ラストのあたりなのですが。最初に見たプロモで、そのシーンのエルファバとの対象的な姿が強く印象に残っていたので、あれはどういう展開でああいうことになったのかと本編を楽しみにしていたのですがどうも夕べの舞台ではこの場面を見てない、と思うのです。シーンの音楽で記憶を手繰ると、どうもやはりこのシーンに違いないようなのですが。
少なくとも日本版の今の演出ですと、グリンダの表情が見えないんです、少なくとも夕べの私の席からは(ついで言うと何か問いかけていた歌詞も聞き取れなかった(悔))
おそらく一番有名なシーンであろう、1幕切れのエルファバの宣言ともいえるナンバー。すごい迫力なのですが、なんというかそこに至るまでがちょっと拍子抜けするくらい軽いというか、早いというか。ある意味かんしゃくもちの人が勢い余って怒髪天になったけれども、振り上げた拳をおさめられなくなっちゃった、にも見えるのですよね(苦笑)
こんな見かたするのはきっと私だけかも。性格がねじくれてますね。原因は確かに重大なのですが。


はじめのほうにも書きましたが、グリンダの存在でもっとエルファバの異質感が出ると思います。
沼尾グリンダは、おばかっぷりを好演だと思うのですが、ただ動きがおばはんに見えるんですよ(--;)クリスティーヌのときも感じたことですが。ステージが滑りやすいのかもしれませんが、例えるとなんだかサイズのあわない靴でむりやり歩いている、そんな印象(苦) 
それと金髪がも少しきんきらした色のほうが“グリンダ”という感じがするのですが、なんだかいまいち金髪に見えないウイッグですね。(これは沼尾さんの問題ではありませんけれども)
ダンスパーティーでエルファバに恥をかかせたことを自分のいきすぎを感じたグリンダが、エルファバにあわせてけんめいに踊る変なダンス。このシーンには器用といわれつつも不器用なグリンダの必死さと、素直な心が感じられて胸がつまりほろりとなります。

開幕登場シーンのグリンダの二面性というか、物語を語っていくうえでわかってくる性格ではあるけれども、その片鱗が見えるともっと導入部分から物語にはいっていけるかな、と思いました。
でもエルファバとの口げんかシーンは、本当になんというか女同士の自然なやりとりてこんなもんよ、と計算もなく笑えます(笑) 

『ウィキッド』というより、グリンダ感想、になってしまった気もしますが、(別の角度から見ると、彼女もウィキッドかもしれない)まずはこんな感じです。こんだけ書いてもまだ忘れていることがあるので、思い出したらまた追加するかもしれません(もういい?)

ラストの観終えた印象はとてもすがすがしいものでした。
物語のラストに、“ようやく自分の足で歩き始める”のだなぁと、感じました。
それまでは流されたり非力を悩むのだけれど、それぞれがあるがままを納得したうえで、選んだ結論なのだから、たとえ結果が同じだったにしても、その意義は大いに違うはず。

『オズの魔法使い』のラストと、『ウィキッド』の物語の最後はリンクしています。
同じようで異なる、最後のシーン。思わずあっと声がでます。
そして、誰もが納得でき、笑顔で劇場をあとにできる、と思います。
あのラストシーンを見たあと、この作品の記者会見に参加した際に感じた『ウィキッドのラストシーンて、グリンダの真意とは?』という疑問と悲しい予想を払拭できました。

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コメント

一幕最後の歌詞の件、同感です。
長くオリジナルのCDを聴いていたからかもしれませんが、「グラヴィティー」なんて語感は、力強くて、勇ましくて、日本語ではなかなか敵いませんねぇ。


座席ですが、もっと細かい値段設定でも良いかもしれません。
2階席は、本当に素晴らしかったですよ。

投稿: みかん星人 | 2007年6月26日 (火) 23:43

みかん星人さん、こんにちは。

ようやく二度見たのですが、どちらもせっかくの1階席なのに端で全体が見えない場所だったのです。座席表をまじまじ見てたらば私の隣りはA席なのですよね。正直あのあたりはすべてA席にして欲しいと強く思った次第です。
次の機会には照明も楽しめる席であるといいなと。

1幕ラストについては、二度目の方の感想にも書きましたが、ことばの使い方というか、語彙をもっと発声しやすいものに替えたらインパクトかわるかも?、と素人考えですが。

投稿: はまち | 2007年6月26日 (火) 14:02

こんにちは。
読み応えのある記事、すばらしいですね。

グリンダに関する描写が薄いのは、私も残念に感じています。
USJの『ウィケッド』で描かれるグリンダは、
「何でも持っているのに満足できない」
という彼女のwickedが表現されていたように思いました。
『ウィキッド』はグリンダが自ら語る物語という体裁なので、違って見えるのかな?(笑)

それと、一幕最後ですが、はい、。物足りなかったです。
一度奥に引っ込んじゃうからなのかなぁ、少し照明が暗いからなのかなぁ、
期待ほどではなかったです。

ラストは、「そうなるのか!」と大感動。
ミュージカルらしい、またリピーターが多いのも頷けるものでしたね。
とはいえ、私はしばらく観に行かないでしょう(爆)

TB失礼します。

投稿: みかん星人 | 2007年6月24日 (日) 11:12

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